最も端正なロマンスカーじゃないかと思ってる・・・小田急7000形

 コイツが出たのは昭和55年・・・ちょうどσ(^_^)らが小学生の頃で、沿線じゃないって事もあり、モノの本でこれを見たときは興奮しましたねぇ・・・ 前展望のある特急・・・3100形の次代の車両と言うこともあり、出るだけでも好印象だったのに、前面のすっきり感、側面から見た、ハナ先から運転台テッペンまでのラインといい、もう、芸術と思っちゃうくらいのできばえだったとおもっております。

 名を、「LSE」、ラグジュアリー・スーパー・エクスプレスと称しております。

 で、会社側もちゃっかりしてるなぁって思うのが、営業開始日が12月27日・・・コイツだけは忘れていない(笑) この手は、京浜の2000形、800形なんかも同じ手を使ってるのですが、あからさまに某鉄道団体の賞狙いなのですよ♪ その年にデビューした車両ということで、デビューの翌年に賞の審議に入るわけで、なら、最も遅ければ印象に残りやすいということで、結構年末デビューというのが多かったりします。

 まままま、そんなんは結構些事で、予定通り(?)最高人気に与えられる、ブルーリボン賞もしっかりゲットし、まさしく計算通りではありましたが、それまでの小田急ロマンスカーにはなかった、ヘッドサインの幕、座席のリクライニング、側ドアの自動化など、昭和30年代の電車では為し得てなかったモンを結構積極的に使用しております。

 また、国有鉄道の高速試験と言うことで、連接車体のコイツを貸して貰っての運転試験なんかもやったそうで、その時は大船まで見に行ったっけなぁなんて記憶もあります(笑)

 重心低め、連接車体のためコーナリングは基本的にかなりよい、そのくせ運転台高い位置だから視認性良さそう(笑) なんて好条件もあるんだろうなぁと・・・

 で、最近一度更新に入っており、内装を直したついでに色を10000形に併せた塗り分けに変更と相成っております。 まままま、旧柄は、なんぼなんでも昭和30年代の車両を模したモンだし、古いのはわぁるんですが、なんか、こう垢抜けないような気がするのはやっぱり無理矢理併せたカラーリングだからなのかなぁと少し淋しくも感じます。

 イベントで、1本旧柄になってるのがあります(H19年後半現在)が、やっぱりシブいっすd(^-^)ねっ!

 後輩の10000形は、客席の位置を高く取っちゃった関係上バリアフリー法に引っかかるようになっちゃって、更新で死ぬほどゼニかけるかおっぽっちゃうかの選択で、後者を選ぶ方向に決まってるそうですが、車齢的にはそろそろって感もなくもないこの電車・・・いつまで活躍してくれるか応援してやりたくなる電車です。

(H19.12.11)