日本では、オリンピックが行われると交通機関が発達する・・・という流れがあるみたいですが、長野県もモロにそういう感じになりました。 新幹線ができ、高速道路網が急にでき・・・と、正直ビックリするほどであります。
さて、この長野行きの新幹線のため、そして、東北新幹線での最高速アップのために登場したのがこのE2系になります。
個人的には、この「シャコタン電車」ってのはあまり好きになれませんが、コーナリングをそつなくこなすためには重心を下げる必要があるでしょうからある意味仕方がないんでしょう・・・
まず、最大の目的、長野新幹線のあさま号・・・東京から長野へ運転するにあたって、結構難関が揃っております。
一点は、おやくそく、碓井スペシャルの「30パーミル連続勾配」であります。
この勾配のために、モーターのパワーは500系と互角の300kwの巨大モーターをおごり(ただし8両にして6M2T)、上り下りの勾配に挑んでおりますが、それでも上り勾配の最高速が200キロ程度だとか・・・そのくらいにハードな登りであったりします・・・
なお、長野新幹線の最高速は260キロ・・・平坦区間では結構余裕のある運転になるのかな?・・・なんて思いますが・・・
そしてもう一つが複周波数対応・・・
東北新幹線系統は、基本的に周波数は50Hz・・・東海道系統の60Hzとは違うんですが・・・この境界線ってのが基本的には富士川だったりするんですね・・・
ところが、軽井沢あたりからはこの周波数ってヤツが60Hzになったりするんですよ・・・困ったことに(爆)
ってことで、この60Hzに対応できるような装備もしっかり載っかっておりまして、ある意味もおばっちり♪ って感じの車両に仕上がっております。
E2系は、長野専用と東北仕様と2タイプがあるそうで・・・長野仕様は、あさま号専用にして他の運用はないそうで、長野側にE3系を従えるための装備もつけておりません。
東北仕様は、結構万能に働けるように、長野乗り入れ対応もなされ、盛岡方にE3系を従えるための連結装置も装備、時間帯で上越新幹線にも乗り入れるという万能プレーヤーだったりしますが、無改造のタイプは、盛岡から先には行けないんですね・・・
東北仕様のは、八戸チューンをしておりまして、盛岡から先の「デジタルATC」を装備して、中間2両を追加して10両になり、そして、青と白の間に入ってる赤い帯をピンクに塗り替え、はやて号として活躍しておりますので、あさま号バイト運用ってのは出来なくなったんだろうなぁ。