万能マシンなんだけどかなり特化してる電車・・・JR東日本415系

 この電車で思うことは、おおむね403系の方に振っちゃったので、そちらを参照して貰った方がカタそうであります<(_ _)>

 さて、この415系・・・元々は交直をまたがれるように・・・という目的で作られた車両でありまして・・・昭和40年代にはいると、整流器(でいいんだよなぁ?・・・)が進化して、50ヘルツ、60ヘルツの周波数に縛られないようなのがうまいことできたようで、まさしく「3電源」OK車として、特急用に485系・583系(寝台)、急行用に457系、近郊用に415系ができたのでありました。

 ただ、実際交直をまたがって走ってる415系って・・・常磐線・水戸線はフツウにこなしてますが、あと、九州地区に関しては、数少ない下関に渡る電車がやってるくらいで九州車としてはかなり特殊な扱いだったりするんですよねぇ・・・

 ノトの国でも、富山港線に入る車両はABBをバチ〜ンってやってるんだとおもいますけど(笑)

 で、形式で見ると面白いのが、先頭のTcはクハ411だったりするわけですが、なんでも、昔、形式を出すのに近距離形&長距離形・・・というカテゴリー分けをして型番決めちゃったというわけで、401系という近郊形ができちゃったり151系や161系なんて特急形ができちゃったりしたんだそうです。

 で、後者はみ〜んなモーターをチューンして181系のシリーズにしちゃったので形式消滅にしてクリアしたんですが、近郊の401や421などに関しては最後まで残っちゃったワケなんですが、ホントはこれを411系・413系にしたかったらしいんですね・・・

 どれをどういう分け方する?・・・みたいなのはよくわからないんですが、401・421を411,403・423シリーズを413にしたかったようですが、結局、交流にまたがる区間に「通勤形」はねぇだろう・・・って事だったんでしょうね・・・型番いぢるのめんどいってことでおじゃんになったようです(笑)

 ただ、その名残で、415系の先頭車は300台から始まってるそうです。

 最初は常磐線用に3本だけ出て来たこの415系でしたが、九州地区も常磐地区も車両数が必要になってきたということで、ココばかりは中古車を回して貰うわけにいかないですから、ダマって新車が入っていきます。

 基本的に4両ヒト組というスタイルでいった415系ですが、T車が加わったり、ロングシート仕様、シートピッチ拡大仕様だのとあれこれバリエーションが増えていきました。

 今、415系と称する車両は、常磐線、九州の鹿児島線や日豊線など、そして、ノトの国に、113や115系からの改造の415系がこっそり走ってたりします(笑)

 新車で出て来てる415系ですが、東日本のと九州のでは、イロケはほとんど同じかと思いますが、九州車は窓上にもラインが引いてあります。

 いわゆる標準タイプで登場してきた415系ですが、国鉄末期に211系がデビューした後は、こっちもステンレス車体の車にモデチェンしましたが、ナカミは211系みたいな「界磁添加励磁制御」なんてコイー制御をせず、ふつぅ〜にカム軸制御で、電直ブレーキを使っております。台車だけは211系に準じたボルスタレス台車になってるから乗り心地はよくなってることでしょう♪

 この辺も、E531系が出てくると・・・先短いですからねぇ・・・お好きな方は急いでおさえておかないと・・・なくなっちゃいますねぇ

(H16.11.12)