走ルンですなんてゆわないでっ(ノ_・。) JR東日本209系

 日本国有鉄道がキマりまして・・・1987年4月1日から、分割民営化ということで、関東圏は、東日本旅客鉄道会社という会社になりました。

 まぁ、車両も基本的には国有鉄道から引き継ぎまして、87年4月の時点でそこにいた車両がほとんどそのまま各JRの持ちになったわけですが・・・その中には新しいモノもあれば古いモノもある・・・

 山手線は、ちょうど205系を投入してるという状況での移行でして、その205系を作り続けてそこにいた103系を(・_・ )ノ" ゜ ポイッしました。

 まままま、205系はなかなか安くて優秀な電車だったんですが、この先ラッシュ対応なんかもありましたし、この先少子高齢化という流れになってきたときに、JRとしてはいろんな部分でゼニかからない電車を作って行かなくちゃならない時代に入ってきてたのでありました。

 そこで打ち出してきたのが・・・「コスト半分、寿命半分、重量半分」というコンセプトだったのでありました。

 この中で、「寿命半分」ってのが、一般的に「ナメとんか」なんて思うんですが、ココがシロートとプロの差なんだろうなぁって思うワケなんですね・・・

 σ(^_^)もナメとんか・・・って思ったクチだったんですが、通常、電車って30年くらいのサイクルで交換するんですが、30年も持たせてると技術的にもすげー古くなりますし、昨今の電車は半導体だのなんだのと、結構そのころでは高度な技術を使って作るワケなんですが、それが30年先まで同じ技術で作ってる保証もない・・・機械モンなら作っちゃうというのも手なんでしょうが、電気モンはそうもいかない・・・って事情もあるんですよね・・・で、イカレて来たときのメンテナンスのコストなんかを考えてみると・・・15年サイクルくらいで作り直すというのも選択肢でしょ・・・という方向性になってるんですね・・・もちろん、とっとと(・_・ )ノ" ゜ ポイッするんですから、資源リサイクルという部分での考慮も手抜かりありませんで、再利用を前提で考えて材料も選定してるという先進的な考え方♪ まぁ・・・京浜東北線だけで80本/800両から作るような規模じゃないとなかなかこういうコンセプトも実現しねぇんだろうなぁ・・・なんて思いますけどd(^-^)ねっ!

 で、最初試作で「901系」という電車を出してあれこれ調査したんですが、それから実用品として出て来たのがこの209系になります。

 結局、コストと重量は半分にできなかったようですが、消費電力に関しては、それまでの103系と比較して半分以下というナイスな結果が出せてるようであります。

 ただ、カオつきといい、側面の仕上げといい・・・見るからにゼニかかってなさそうという出で立ちは趣味な連中にはクソミソにやられてましてねぇ(笑) で、お手軽電車だからってんで「走ルンです」なんてどっかのカメラ付きフィルムみたいなあだ名までつけられちゃうんですが・・・長い目で見たかんげー方としちゃ、見事と一目置かなくちゃいけねぇ電車なんだろうなぁ・・・と心得ております。 ま、σ(^_^)もあまり好きな電車じゃないけど(;^_^A アセアセ・・・