全盛期の勢いはみじんもなくなってますが・・・JR東日本189系(先頭は183系1000台)

 国鉄には、横川〜軽井沢という特殊な区間がありました。まさしく碓氷峠なワケなんですが・・・

 その昔は、「アプト式」なる機関車を使ったりしたんですが、その後、新線を作って、アプト式じゃない車両も運転可能になったワケなんですが、最大勾配がたしか、66.7パーミルだったかな?・・・鉄道としちゃ、シャレにならないような急勾配であります。

 元々は信越特急あさま号は、181系を使って運用してたんですが、碓井スペシャル機関車の「EF63形」とのマッチングは完全には取れてませんでしたもんで、その場合、8両程度が限界だったんですね・・・

 そんなウチに急行用に「169系」なる電車ができると、完全にあさま号は両数不足になります。

 で、それじゃってことで、EF63と協調運転(要は、機関車の運転台で電車のモーターも動くような仕様)可能な、189系というのを作りました。全部が全部新車じゃないそうで、改造車もかなりの割合で存在するようであります。とにもかくにも、これのおかげで12両とかもOKになりまして・・・♪

 長野行きの新幹線が開業するまでは、特急あさま号としてガンガン走ってたんですがね・・・これが新幹線になりますと、その分が全く不要になります・・・

 そうなると、中央線の特急にまわったり、総武線にまわったりと、あちこちと散らばっちゃうわけですが・・・

 その残党が関東エリアだと、このはまかいじ号として出て来てくれます。

 通常は、長野から直江津の方に行ったりする車両らしいんですけどね・・・

 でもって、元々のベース車が、183系1000番台ってことで、それとの互換はばっちりだそうで、写真の電車も、アタマは183系1000台だったりします。

 で、中間のモーター車が189系・・・ま、なにせ、終焉近そうな電車なモンで、結構使い回しって感じであります・・・