流れ流れても・・・JR東日本103系3500番台

 え〜 まず、この辺のシリーズのおはなしをする前に、「川越&八高線」仕様の103系のおはなしってことでハナシ振っておく必要があるかと・・・

 元来、川越線は、大宮〜川越〜高麗川(こまがわ)を結ぶ、ちとマイナーかな?・・・という非電化の路線でした。そして、八高線は八王子と高崎を結ぶこれまたマイナーな路線・・・なんてぇと沿線の方々にシメられちゃいそうですが・・・

 その後、東北・上越新幹線が開業するにあたって、川口あたりの住民が猛反発してたんですが、見返りという形で通勤新線を作るってことで折り合いがつき、開業したのが埼京線であります。

 で、大宮〜赤羽だけじゃつまんねいってことで、池袋から赤羽線、大宮から昨今メジャーになりつつある川越線の川越までを含んだ状態で開業しました。

 ココに山手線のお下がりの103系をガンガンつっこんで、川口近辺、200キロ運転なんかできないからえれぇ静かに通過していく新幹線に対して、全開騒音をまき散らして走っていく103系の姿が、なかなかナイスな嫌がらせだよな( ̄ー ̄)にやりっ ってハナで笑っておりました♪

 さて、東武東上線や、西武池袋線など、いい感じに競合してる川越まではよしとして、川越〜高麗川はやっぱり少々マイナーな路線ってことで、電車の両数も短くなりまして・・・最初3両だったそうですが、途中から4両に増強・・・

 そのとき、川越〜高麗川に運用してたのが、元々仙石線で使っていた、72系ってんですかね?・・・それの車体更新車と言うヤツが、103系のカッコウしてたわけなんですね・・・で、それがお払い箱になってきた関係で、比較的新しい車体がもってゃあねゃあ・・・ってことで、古い103系の機器を比較的新しい車体に載せ替えて使ったのが、3000番台ってヤツだったりします。

 途中から冷房改造されてますが、インバータクーラーって言う、屋根上に2台乗ってるやつであります。

 カオの特徴として、尾灯のワキにあやしげなフックがついてて、側扉のトコに半自動対応の引き手がついております。

 で、ここからが写真の車両の本題・・・

 その後、平成8年に、八高線の八王子〜高麗川を電化して、電車を走らせちゃうべぇってことで、出来上がりました。これのために乗ってきたんですが、駅数の割に結構距離ありますね・・・

 さて、そこ用の車両として、209系を増備しまして対応したんですが、1本だけ103系で充当したのがこの3500番台だったりします。

 この電車の特徴としまして、側扉のトコに、半自動仕様のドア開閉スイッチがついていること・・・他は外観上の手は入っておりません。

 ベースは、103系ATCタイプってヤツで、これもよく見るカオですね♪

 改めて考えてみると・・・JR東日本の103系のこの「ウグイス色」って仕様・・・ココしか残ってねぇでしょ・・・多分。

 ところが、そろそろこの線にも、山手線のお下がりが攻めに来る時期が来たようで・・・6本残っているうぐいす色の103系も先が見えてきた様であります。

 てか、その前に、3000台撮りたいんだよなぁヽ( ´ー)ノ あまりにもマイナーっぽくていい感じだし(@^m^)ププッ

(H15.9.3)