逗子の商工会青年部で、14年度は「庶務」なる役職をやらせてもらいましてそろそろ任期終了の1年・・・今回もいろんなイベントがあり、それがそれぞれデカかったりしまして、あっちにちょこっとこっちにちょこっとお邪魔する役だったわけですが、それもそろそろ最後、その最後のビッグイベントが、今回の「逗子 伝統芸能大会」という催しになりました。
本質の所は、「クリエイティブ委員会」という委員会があるわけですが、その「例会」ってヤツで形にとらわれないような会を興すわけなんですが、今回、委員長と青年部長が出してきたのが、この伝統芸能大会だったわけですね♪
最初は、各参加団体と青年部メンバーで・・・って感じで考えていた部分があった様ですが、参加団体の方々から、せっかくこういう催しなんだから、お客さんを呼んで派手にやろうよ♪ って流れになりまして、どんどんハナシがでかくなっていった様です。
実際、会場の交渉やら団体との調整、日程の調整など、やらなくちゃならないことが多かった、クリエイティブ委員会の委員長の鳶さん・・・えれぇてーへんだったろうなぁ・・・って思います。
大体の流れができあがり、1月に会場の調査に入ることになりました。場所は、逗子開成高校 徳間記念講堂なる施設なんですが・・・こいつがものすごくよくできた所でして、青年部の役員会などで会場の図面は見てたんですが、これならお客さん呼んで派手にやってもいいかもなぁ♪♪ なんて感じでありました。
音響設備なんかもほとんどモンクなしでして・・・ビデオプロジェクターもあり、スクリーンも遠隔でちゃんと上げ下げできるし♪ これなら、各団体と、我が商工会青年部の紙芝居上演もバッチリキマるべぇ♪ って、正直わくわくしました。
そしてその翌日に、参加団体の代表者の方々との会議もありまして、そのときに撮影した写真を交えて説明も比較的スムーズに出来たと思っております。
そこから、仕切のハナシとか、高度な打ち合わせも済み、メンバーの役割分担も決まりまして・・・私は、高みの見物よろしく、音響担当と言うことでやらさせてもらいました。
ここだと、記録写真まがいのモノを撮影するにも非常に都合はいいし、いい感じかと思いつつも、機器の操作ってのがまた気を遣うもんでありまして・・・イッパツ滑れば大笑いですからねぇ・・・出演者は一世一代の気合い入りであるにもかかわらず・・・
音響室には、音声のミキサーと、照明のミキサーがあります。さらに、巨大スポットライトもあり、カーテン類の操作のリモコンもあります。
今回は、照明関係、仲間内の紙芝居を上演するときに、夕方のイメージで「赤い光を」というリクエスト以外は基本的に聞かない方向性ってことで、比較的楽勝で進みました・・・
2日前に大体の打ち合わせを行い当日に備えるのでありました・・・
さて当日・・・
青年部メンバーは10時に会場に集合って事になっておりました。天気予報では「雨」っ!! まいったなぁ・・・チャリで出ていくつもりだったんだけど・・・まぁいい・・・乗せてもらって会場まで移動しました。 今回、ビデオカメラ用の三脚を持ってきてね♪ ってハナシだったもんで、これが結構おもていんですよ・・・そこへ来て、今回の伝統芸能大会の後、「クリエイティブ例会第2部」ということで、会合もあるってことで、会議の書類も仕度したモンだからカバンもおもていのなんのって(笑)
ってことで、10時過ぎに音響室にこもりだし、あれこれ操作スイッチ類をいじり始めました。
今回、音響室のメンバーは3名の予定で、私は音声関係の担当・・・
最初、ワイヤレスマイクを使用する予定だったんですが、これ、雑音が多いってことで見合わせまして、普通のマイク3本、それと、日本舞踊の関係で、カセットテープを使用するのでその対応、紙芝居などでCDも使うと言うことで、その対応もしなくちゃならない・・・
で、肝心のテープとCDは当日まで聞くことがないもんで・・・ちとビクビクしてたんですが・・・とりあえずは演奏方法など、学校の先生に聞いてあったのでそんなにはビビらずには済んでました。
で、CDは部屋に入ってすぐ、カセットテープもリハーサルの開始前に手元に届き、2本あるテープのうち、こっちが先でこっちが後、打ち合わせ通りいずれも演奏時間約5分で作ってあるようであります。
今回のディレクターは、先日、植樹会を仕切ってた一人である副部長さんでありました。彼のまじめさが1つ1つにあらわれてたのがすげーわかりまして、会場設営などの準備が終わったら、とりあえずメシ食ってねぇ♪ って連絡もありました。
ま、音響室の方は最初の仕度がある程度出来ちゃえばリハーサルまで用なしってトコもありまして、いつでもスタンバれるようにメシをゲット♪
ただ、スポットライトを当てるにあたって、音響室前のガラスがやたら気になるんですよ(苦笑) ディレクターはハウスクリーニング屋さん(笑)、道具あります?・・・っつーたら、「今日はバイクだから道具はなぁい!」って返答(o_ _)oぱたっ
ま、ただでさえ駐車場がないってハナシで動いてるんだし当然ですね・・・
ちょうど、ちょっち古そうなタオルがあったので、コイツを使ってガラス掃除しちゃえ(笑) ただ、上の階には水道設備がないようなので、地下のおトイレまで行かなければならない・・・
メシは1階のロビーでのみOKという規則だそうなのでそこで取る。う〜ん おにぎり弁当がんまい・・・○岡商店のおにぎりだったら最強なんだけど・・・本人がこのメンバーじゃ「作って」なんて言えるわけないですしね(;^_^A アセアセ・・・
食後にぞうきんを絞りまして早速3階の音響室に帰る・・・快速進行で拭いてみるんですが・・・ま、この程度だよねぇヽ( ´ー)ノ って感じのデキにしかなりませんでした・・・ただ、やる前よりは明らかに良くなってるのが救いでしたが・・・
さて、参加団体も集まりまして、そろそろリハーサルの段階になって参りました。
司会とディレクター氏の仕切も良好で、大体はスムーズに進みました。
一応、オーディオ担当の方はそんなにやることはないんですが、照明関係が結構忙しそうでして・・・幕のカーテンが不調ってことで、これをアテにすると故障したときにヤバいってことで、今回は使用してないんですが、出演者の交代の時は照明を目一杯暗くして、司会のトコだけに照明が入るようにしたりとかしまして、それの繰り返しも結構面倒な上、演奏などがドコで終わるか?とか、一度ある程度通してもらわないとちと恐いだろうなぁ・・・って感じの状態でした。
ヤバそうなときは、ディレクター氏から無線連絡が来る様になってまして、あまり心配ないんですが、その分ディレクター氏はてーへんだったことと思います。
で、オーディオ担当がブルったのが、日本舞踊の会の方々との段取り・・・
2曲あるわけですが、そのつなぎをどうするかとか、音量はどのくらいが適当か?など、やることも結構ありまして・・・トランシーバー越しというより、ステージ〜音響室は、大声出せばやりとりできるってことで、直にやりとりしまして、テープ関係の打ち合わせは無事終了しました。
そんな感じの打ち合わせもいい感じで済み、大体定時に開演までコマが進みました。
お客様の開場が14:30 最初、申し込みいただいたお客様の数が少な目だったんだよな・・・って心配をよそに、いろいろなトコへの呼びかけも効いたんだと思いますが、座席はほぼ満席になったようです。
さて、開演・・・
逗葉鳶職組合の木遣りから始まります。
真っ暗なトコから、ピンスポットで鳶さんを映し出すんですが・・・のっけからこれモンかよぉ♪♪ 良すぎるっ(ノ_・。) かっこええよぉ♪♪ ってな振り出しになりました。
高みの見物状態からの撮影ってことで、デジカメもストロボなど当然通りませんからストロボをキャンセルして台の上に載せて、さらにセルフタイマーで撮影しました。台の上に載せた場合、シャッターの反応が遅くないと押したときの動きでブレるんですね・・・
その後、青年部長の挨拶などを行って、久野谷太鼓(1)のスタートです。
久野谷太鼓は、久木のおやはし・・・もちろん、私たちの会、久木神社神輿会とも仲のいい会でありまして、おまつりの時のおはやしとかでもさんざんお世話になっております。
そう言う縁もあり、練習風景をたまに見たり、おまつりの時にも威勢のいいお囃子をきいたりしてるんですが、今回も生き生きとした演奏が聞けて、「よっ♪久木っ ここにアリだねっ♪♪」って快感を感じました。
続いて、東流新日本舞踊・・・
日本舞踊などの世界、私は全然知りませんでしたが、こういう場で見られるってのはいいですね・・・
曲は2曲で大体5分ずつ・・・最初は北島三郎の曲なんですよ・・・結構今風の曲で舞踊が成り立つってのもすごくいい感じなんですが、やっぱり、どっちかというと、カセットテープの方が気になっちゃって演技を見てられなかった部分があり、そう言う面ではちょっち残念でした・・・
前半の曲は3人の方が、後半の曲では、おそらく師範の方でしょう・・・お一人での演技でした。
その後が亀ヶ岡八幡宮囃子保存会・・・正直、個人的には久野谷太鼓と互角か、それ以上にメンバーを知ってる会だったりします(笑) 駅前の某居酒屋さん関連メンバーが多いもんで(笑)
それはともかく、しみじみ選手層が厚いよなぁ・・・って思うのがここの会、久野谷太鼓も2チーム出してるってのがあるんでしょうけど、今回で比較すると、やっぱり層が厚く感じます。
ただ、ちと痛かったのが・・・タイムテーブルでは、大体演奏時間10分って設定だったはずなんですけど、気持ちよく20分やってました(苦笑)
後半、時間を見てる方が多かったような気もしますが、逗子の中心である意地は見せてもらったつもりです。
で、演奏終了後ツッコミ入れたら・・・「えっ? 20分って言ってなかったっけ?」ですって(o_ _)oぱたっ そう言うハナシで行ってるんじゃしゃぁねぇんだろうなぁ(笑) ま、やったモン勝ちってトコもありますが(;^_^A アセアセ・・・
その次が、鎌倉浪乃鼓・・・
久野谷太鼓の会長さんの推薦ってことで、今回、逗子をメインにってスタイルだったんですが、こちらの会にもお願いしたカッコウになっておりました。
どんな演奏を?・・・って思ったら・・・女性メインの会なんですが、太鼓を使った動きがものすごく華やかなんですよ・・・正直センセーショナルでびっくりでした・・・
久野谷太鼓との関連ってイメージがあったもんで、まずお囃子を連想してたってのも理由にあると思うんですが、すごくパワフルにして軽快♪ 見ててすごく気持ちのいい演奏でありました。
続いて久野谷太鼓(2)になります・・・浪乃鼓→久野谷の流れは、こうしてもらえれば機材の移動が最小限で済む(笑)という理由だそうでこうなりました。
第2発目ってことで、今度はどういう展開に?・・・って思ったんですが、大きめの太鼓を使った演技で、正直、久野谷太鼓の演奏でこんなの見たことねぇぞ!! ってのが最初に出て来た感想でありました。
普段、お囃子をやってるイメージがありましたもんで、正直これもセンセーショナルでありました。
久野谷太鼓のメンバーは小学生が多数を占めてるわけですが、その子たちの気合いがすごく感じられるものでありました。
いつものお囃子よりもひとあじパワフルな太鼓の演技を見させていただいて、ちと得した気分でありました。
そして、小坪笛正会・・・
逗子市小坪というトコの沿岸部は、鎌倉幕府の頃、船での交易に使ったと言われてる、材木座は「和賀江島」のすぐ隣みたいなトコに位置しておりまして、歴史のある村でありました。そして、この、鎌倉時代からの流れをくむと言われている笛の演技で、見た感じ少々こぢんまりとした感じなのはあると思うんですが、笛をメインにしてるトコって・・・今回の伝統芸能大会ではここだけなんですよ・・・
笛がこれだけ揃うと音色が変わってくるんだな・・・正直のトコ、それを感じました。
後半で、師匠さんが単独で笛を吹いたんですが・・・さらに師匠の貫禄を見させていただきまして、また違う味わいってヤツを感じました。
続いて逗葉鳶職組合獅子連による獅子舞であります。
撮影そのものは、動きのキツいもんだと・・・どうしても思いっきりぶれますね・・・
獅子舞そのものは、消防の出初め式などでもご披露いただいておりまして、すこしはなじみなトコもあるんですが、改めて高みの見物をしてると、風流なモンですね♪ お囃子は亀ヶ岡メンバーのヒトがやってるのね・・・ってのを遠くからチェックしちゃっちゃいけないのかな(笑)
正月というと獅子舞ってイメージがあったこの国、今はあまりその姿も見なくなりましたが、こういうトコで見られるというのはありがたいハナシでありました。
獅子舞が終わると今度は我が商工会青年部 紙芝居委員会による紙芝居上演になります。
紙芝居が伝統芸能かって?・・・紙芝居そのものも、昨今はまず見ない形態になったものですし、物語が、逗子に伝わる民話というのがテーマなんですね♪
ある日の夕方ってスタイルで舞台は始めていきます・・・
そこへ、部長が紙芝居自転車をひいてステージにあらわれるわけです・・・さぁみんなぁ 紙芝居が始まるよぉ!! って♪
まさしく、昔さながらなスタイルで紙芝居を上演します。 ただ、今回ステージでやるということで、紙芝居が見えなくちゃウマくない・・・ということで、ビデオプロジェクターが必要になります。紙芝居の絵を撮影してプロジェクターに投影するわけですね・・・
今回は、「七首大蛇のおはなし」でしたが、今回も出し物で大蛇のぬいぐるみが出演します(笑)
この大蛇のぬいぐるみ・・・以前、屋外で上演した際に私もやらせてもらったんですが、なかなかぷりち〜なやつなんですよ(笑) 幼稚園なんかでこれを出してがお〜ってやると子供は泣き出すとか聞きますが(笑) 上演後、「レッドスネークかま〜ん♪」(だぁれ? 古いとかツッコんでるヒト)なんてアホな事やってると結構な人気者になるぬいぐるみであります♪
ヘビだ ヘビだっ 大蛇が出たづぉ〜〜〜っ!!ってかけ声でヘビさん登場で、物語にあわせて動いたりします♪
この辺のアクションがお客様にウケてまして、高見から「ええなぁ♪」って思ったのでありました(笑)
最後に、波子太鼓の演技になりました。
こちらも、久野谷太鼓同様、久木のニンゲンとして結構縁のある太鼓なんですが、毎度のことながら、迫力モンの太鼓の音を感じまくっておりました。
モノがデカい分、女性メンバーの会ではありますが、パワフルなんですよね♪♪
威勢のいい演技を最後の最後までずっと飽きずに聴いていけました・・・
最後に実行委員長挨拶があり、終演となりまして撤収作業に入りました。
まだ、一番後ろの席のトコ、出演者の席になるんですが、そちらに多少メンバーが残ってて、ちょっとおはなししたんですが、今回、太鼓をメインに揃っちゃったけど、それぞれがそれぞれの特色を出してて、高みの見物だったわけですが、すげー楽しかったですよ♪ ってハナシを振ったら・・・「うまいわねぇ(笑)」なんてかまわれましたが、実際、まじめなとこでそう言う感想が一番似合いまして・・・出演していただいた皆様、見にお越しいただいた皆様、そして、仕切に加担させていただいた我々すべてがこの会で幸せになれたな・・・って思っております。
この後の懇親会の席で、進行&誘導を担当してた人がそう言うんですよ・・・観客も、出演者もみんなすげぇ笑顔で帰っていくんだよ・・・俺たち、本当にこれやってよかったよな!! 来年、これをどうつなげていくべきかわからないけど、でも、本当によかったよなぁ♪ って・・・